2013/01/15

Intel NUCにWindows Server 2012 (64bit)をインストールした。

Intel NUC DC3217IYE を購入したので、Windows Server 2012 + Hyper-Vを導入してみました。

前面から。
USBポートと比べてみると非常に小さいことが分かります。

背面には、HDMI×2個と、USB×2個、1GbE端子が並んでいます。

■PCを組み立てる

標準状態だと、下記のパーツを別途調達する必要があります。

  • DDR3-1333/1600 SO-DIMM対応メモリ
    安かったので、8GB×2枚 (総計16GB)を購入。
  • 1.8inch mSATA対応のSSD
    Crucial m4 mSATA SSD (256GB)を搭載。
  • ミッキータイプのACケーブル
    ACアダプタは添付されているのですが、ミッキー型⇔2Pの電源ケーブルは別売り。
    (この辺は世界中で1SKUとして販売する以上仕方ないですね…国毎にケーブル違いますし)
  • HDMIケーブル
    対応ディスプレイがなければHDMI⇔DVI変換タイプが必要ですね。
  • 外付けUSB DVDドライブ
    OSをインストールするには、外付けDVDドライブが必要となります。

※上記パーツですが、円安の関係で今後は値上がりするみたいですね。。。

あとは、一枚ペラの説明に従って底面を開けてパーツを挿入するだけ。

この後、漆塗りのようなケースをデコります。

まず、貼り付け場所を決めて。

電源スイッチ周りにシールを貼りますw

全部を貼り付け終わるとこんな感じにww

■BIOS設定を確認する

最近はUEFI対応BIOSなんですね。。。
マウス対応のGUIになってたり、ダッシュボードと称して内蔵ファンの回転数や内部温度をグラフィカルに表示できるようになっててびっくりしました。

とりあえず Intel HT & VT & VT-d は標準で有効になっていましたので、特に対応は不要。
(内蔵NICもSR-IOV対応とはまた良いものを搭載してるw)

Intel Visual BIOSの開始画面。

■Windows Server 2012をインストールする

この辺は、普通にDVDから起動してインストール画面をぽちぽちするだけなので割愛。

Windows Server 2012のインストール風景。
外は何年かぶりの大雪でしたw


■Windows Server 2012にIntel PROSetドライバを適用する。

Intel NUCに搭載されているNICは、Intel® 82579V Gigabit Ethernet PHYと言われるもの。
サーバ向けと言うよりは、どっちかというとPCや組み込みデバイス向けっぽいですね。

というわけでIntel PROSetドライバを適用すれば良いのですが…

なんとWindows Server 2012 (NTamd64.6.2)向けにはまだ正式な動作検証が終わっていないのか、PROSetドライバのウィザードを立ち上げても「対応するIntelネットワークアダプタが見つかりません」的なエラーを吐いてドライバをインストールすることが出来ません。
# Windows 8向けドライバは正式版があります。

待っていても仕方が無いので、下記情報を基にinfファイルを編集して無理矢理ドライバを認識させてしまいます。

Enable the Intel 82579V NIC in Windows Server 2012

PROsetドライバは インテル® デスクトップ・キット DC3217IYE のページからダウンロードしました。

  1. デバイスマネージャから搭載しているNICのデバイスIDを確認
    うちのIntel NUCは
    PCI\VEN_8086\DEV_1503
    でした。
  2. PROSetドライバをWinRARなどで解凍すると、PRO1000\Winx64\NDIS63\e1c63x64.infがあるので編集
    1. [ControlFlags]のExcludeFromSelectから該当するデバイスIDを削除
    2. [Intel.NTamd64.6.2]に、%E1503NC.DeviceDesc%で始まる行をコピー
  3. OSの起動オプションの変更 [infファイルを手動編集して認識させるために必要:やらないとドライバの一貫性チェックに引っかかって止まってしまう]
    C:\> bcdedit -set loadoptions DISABLE_INTEGRITY_CHECKS
    C:\> bcdedit -set TESTSIGNING ON
  4. OS再起動後、PROSetドライバのapps\prosetdx\winx64\DxSysChk.exeを実行する
    今度は、ちゃんとドライバーのセットアッププロセスが実行され、「本当にこのドライバを入れて良いの?署名無いけど?」的なダイアログが出てくるので「OK」を押下して進む。
  5. ドライバが適用されていることを確認後、OS起動オプションを元に戻しておく。
    C:\> bcdedit -set loadoptions ENABLE_INTEGRIRY_CHECKS
    C:\> bcdedit -set TESTSIGNING OFF

■Windows Updateを実行する

NICさえ認識できれば、普通にWindows Updateから更新プログラムを導入しておきます。

■Hyper-Vを導入する


サーバーマネージャーの管理→「役割と機能の追加」ウィザードからHyper-Vの役割を追加し、再起動すれば使えるようになります。

Hyper-Vの管理コンソール上で、仮想スイッチの管理を実行すると、実際にこのNICがSR-IOV対応であることが確認出来ると思います。


静かで小さいのにメモリが16GBも搭載できて、VT-d対応UEFI対応BIOS+SR-IOV対応のNICまで載っかっているマシン・・・、
なかなか夢が広がりますね♪

4 件のコメント:

  1. BIOSでVT-dが有効になっているというのは、どこで確認できるのでしょうか?

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    1. 私もWindows 2012をインストールしましたが、VT-dが有効でないため、SR-IOVは使えてないです

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  2. Core i3ってVT-d持ってないから使えないのが正しい気がします

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  3. >Ryoさん

    レスが遅くなってしまいましたが、VT-dの設定有効化は検索画面から出来ました。
    https://plus.google.com/photos/112976133799516309332/albums/posts/5856298775664723362

    あとはCPU側ですがi3-3217Uなので確かにスペックシート上はVT-dが無いのですが、NIC側が
    SR-IOV対応となっているので一応Hyper-V設定画面上では設定項目が表示されるようです。
    (SR-IOV対応の仮想OSを起動していないので本当に利用できているかは怪しいですが…)

    以上、誤解してたら申し訳ないです。

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